2012年04月21日

【本】静岡百景

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甲斐みのりさんの新刊は、静岡百景という、静岡を紹介した一冊。
発売日の今日、早速恵文社さんで購入したらサイン本だった。

存知あげなかったのだが、富士宮のご出身だそうで、東西に長い県内の新幹線の駅をベースに色んな場所やお店が紹介されている。

さすがに作者のテイストがあるので、サッカー関連の記事は皆無(唯一藤枝のサッカー最中は紹介)だけれど、私が静岡でおでんを食べる時によく行く大やきいもだったり、丁度今発売中の雑誌ケトルでももクロの百田夏菜子さんが店名を伏せて紹介していたのはここだと思われる浜松のぬくもりの森、まかいの牧場に日本平動物園、芹沢_介美術館、旧エンバーソン住宅、楽寿園やハトヤホテルまで、作者独自のセレクトで選ばれた場所が、やわらかい色調の綺麗な写真と共に紹介されている。

ただ、私の家内は出身地である伊豆のスポットが殆ど紹介されていない事に不満だったようだが、のっぽパンが紹介されていたので許してもらう事にして(笑)、静岡好きならじっくり読んで、その後は本棚に一冊飾っておきたくなる一冊だった。


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2012年02月03日

【本】ワンダーJAPAN 伊豆ワンダー

今回のワンダーJAPANは伊豆。
伊豆といえばわたくしごとではあるけれども嫁さんの実家なので、立ち寄れるところあるかなと思いながら読んでみたけれど、子ども連れでは行きにくいピンク色した置物が置いてある施設が多く載ってた(苦笑)。

三重にあった今は亡き秘宝館の遺品を再展示した伊豆高原のまぼろし博覧会、今や全国で3つしかないという内のひとつである熱海秘宝館、天城の近くの伊豆極楽苑・・・こうやってみると、この狭い地域にこのテの施設が乱立している事に驚かされる。

他には天正金鉱、土肥金山、清越鉱山跡といった鉱山にも惹かれるし、有名観光地(?)ではあるが河津七滝ループ橋も、巨大構造物好きとしては一度行ってみたい。

特に清越鉱山跡というのは非常に魅力的な遺構だった。
廃墟といっても肝試しとかではなく、昼間に明るい光に照らされた朽ち果てた施設を写真におさめたいという欲望がふつふつと湧いてくる、そんな場所。

そしてもうひとつ興味をひかれたのが熱海の赤線・青線跡・珍建築・廃墟の特集。
大阪の飛田みたいなところはカメラ片手にウロウロするのははばかられるが、ここならじっくり建物を見て回れそう。
これは一度行ってみなければならない。

嫁さんの実家に帰る時、いつも車で走ってて程良い田舎感、寂れた感にワクワクしてたものだが、この1冊を片手に伊豆をゆっくり色々回ってみたいと思った。


※余談だけど、特集とは関係なく藤枝の某ゲームセンターも載ってました




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2011年09月17日

阪急電車/有川浩

最近めっきり小説を読まなくなった。
単純に育児に追われて、集中して読書をする時間が無くなったからなのだが、そんな中ふと手に取ったのが阪急電車。

それぞれの話が相互にちょっとずつ関連し合う連作短編で、全編読んでも2時間程度で読める手軽さで、久々に「本を読んだという気分になれた」とはこの本を私の後に読んだ嫁さんの談だが、まさしくその通り。

どの話もハートフルで、まっとうな人間がまっとうな行動をし、爽やかな読後感を残してくれた。


作者の事は、名前くらいしか知らなかったのだが、結構恋愛系の話を書かれる方のようで、この作品にもイチャイチャしたカップルが登場したりもする。

バッドエンドではなく、普通の幸せそうなカップルが普通に幸せになる。
そんなのどかな恋愛話は嫌いでは無い。
波乱万丈な話は今の精神状態だと読んでても疲れるし。
よそのカップルが仲良くしているのをニヤニヤしながら眺めるのも、そう悪いもんじゃないかなと(笑)。


そんな訳で、この1冊を読んで、同じ作者の本を続けて色々読み漁っているところである



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2011年08月16日

大阪人9月号「旅する24区」

久々に本の感想


大阪を取り扱った雑誌「大阪人」がリニューアルしたと聞いたのは少し前の事。
それを聞いてから、ゆっくり本屋に行く機会がなかなかなくて実際手に取る事ができたのはつい最近。

リニューアル前は、カラーページが多くてターゲットは少し年配の方むきなのかなという印象を持っていた。

それがリニューアル後の大阪人を見てみると、版型もひとまわり小さくなり、中身共々まったく別の雑誌になった印象。
それもそのはず、編集・製作に元Meetsが立ちあげた編集集団104Bが当たり、編集委員に内田樹先生や釈徹宗さん他が名前を連ねる、濃い内容。

中を開いてみると、今号では大阪市24区をそれぞれにひとり(もしくはふたり)の書き手が自由に書き綴っている。

気になった内容だけざっと挙げても、西加奈子がバイト時代の思い出話、後藤正治がグリーンツダジムにまつわる話、橋爪紳也が古い絵葉書から見る大阪、いしいひさいちはバイトくんの漫画を描き、BMC(ビルマニアカフェ)はキタのヴィンテージビルの見方、黒川博行がジャンジャン横丁、永江朗が今福鶴見の書店散歩、岡崎武志は千林商店街周辺の古本屋について、わかぎゑふは東成についての短編小説(というかエッセイにも見える)、グレゴリ青山も漫画を描き、賀川浩は長居スタジアム誕生秘話、梁石日は鶴橋の歴史、旭堂南海は真田大助の初陣を現代の地理に照らした講談、トドメに伊集院静もエッセイを書いてる。
(以上敬称略)

うん、ざっと挙げるには挙げすぎた。
それほど濃いんだ。

Meetsみたいな店の情報が載っている訳ではないんだけど、そこに流れる空気感はどうも昔のMeetsを思い出さずにいられないというか。

とにかく、読み応えたっぷりの一冊だった







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2011年05月25日

【本】本屋の窓からのぞいた{京都}

今京都で一番面白い地域は左京区じゃないかと思う。

いや、勿論異論はあるだろうけど。


余所から観光に来るなら、有名観光地・寺社仏閣を訪れるのもいい。

でも、長い事京都に住んでいると、左京区の雰囲気がとても心地よく感じるのも事実。

そんな事を思っていたら、最近地元京都の出版社が京都のんびり左京区という、まさに左京区だけを取り上げたムック本を出していた。

そういえば数年前に休刊した関西の老舗情報誌Lmagazineでも、二度にわたって左京区特集をやっていたっけ。

丁度今、左京ワンダーランドという左京区全体を舞台にしたイベントも行われていたりしているし、こんな風に、京都の中でも一つの区として大々的に取り上げられるのは、今のところ左京区だけではないだろうか。


有名寺社・観光地は平安神宮、南禅寺、下鴨神社、銀閣寺、修学院離宮、哲学の道と枚挙にいとまないし、京大、造形芸大、精華大など、学生街としての顔。

叡電(叡山電車)沿線のローカルな下町感。

叡電を北へ向かい、どんどん山の中へ分け入って辿りつく鞍馬・貴船も左京区。


本当に飽きないエリアだし、ヘタに京都市内をあちらこちら色々観光するより左京区で1泊2日使った方が効率的に観光ができるのではないかとさえ思ってしまう。


さて、そんな左京区は前述した通り学生が多い町なのだけれども、それに伴い味のある書店や古書店が沢山点在している。

そういった個性派書店の中でもひと際有名で、全国から本好きが集まり聖地とも崇められる書店が「恵文社一乗寺店」。


この本は、その恵文社一乗寺店のあゆみと共に、このお店と関わりのある左京区を中心とした京都のお店や人が紹介されている。


紹介されているお店は全国展開になっている観光ガイドにはなかなか載らない店がほとんど。

地元京都、その中でも左京区という狭い地域に特に愛されている個性派ぞろい。

この本を片手に左京区を散歩するのは、それは楽しいだろうなと思わせてくれる一冊だった。




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